「『読む力』と『地頭力』がいっきに身につく 東大読書」(西岡 壱誠)

本の読み方を調べていて知った本。

 

タイトルが破滅的なまでにダサいせいで過小評価されそうだけどこれは結構良書。

282ページを二日で読み切ってしまった。それなりに面白かった。
特に前半の本を読む前の準備の部分は今後参考にしたい。(と思うけど普通やってるよな)もう少し具体的にやり方を書いてくれればもっと参考にできるのに・・・
とはいえ、この本の読み方で読めるのは軽いノンフィクションのベストセラーで、俺が読みたい小説・哲学書思想書・論文・科学書なんかは当てはまらないよね。

随所に「東大では」「東大生は」が出てきて恥ずかしい。
合格してよっぽどうれしかったんだろうね。
世の中そこまで東大崇拝はないと思うな。

一番びっくりしたのはラスト、「氷菓」で人生が変わったという人が例示されていたとこ。
氷菓、うちにもあるし程々面白いとは思うが氷菓で人生変わるかー、そうかー(動揺)。
思えばどんな本であれ人の心は動くか動かないかなわけでそう考えると本を書くというのは必然的に人の心を動かしうるわけよね。*1

 


本は偉大だ。

*1:つまり心が動かない人が大多数でも動く人が一人でもいれば心が動いたと言える