スタンド・バイ・ミー

4人の冒険譚だけどメインは親友クリスの思い出話。

前回見たのたぶん二十代だったんじゃないかな。
短縮版で見たのもあってなんか死体探しに行くよね、これが名作?くらいの感想しかなかった。

もうずいぶんいいおっさんになって見ると、もう冒頭のクリスが死ぬ場面でしみじみしてしまう。
少年期特有の青臭さ、挫折と夢。
時間にして二三日の話なのに、場面の数もそれほどないのにここまで話を詰め込めるか、と関心してしまう。
象徴的な場面が効果的よね。

そしてラストのクリスを想う主人公ゴーディ。
懐かしむことで死者を追悼する中年期の場面であの名曲が―これは素晴らしい名作。

ちょこっと淋しくてクスッと懐かしい。少年サイズの懐古譚。