足立区尾久橋通り散歩道

足立区が、尾久橋通りが、エモーショナルにいい。

 

 

 

 

コロナ禍で散歩の時間が増えた。
これまで絶対に行かなかったようなところに散歩に出かけた。

足立区である。

これまで散歩というと大都会か、閑静な住宅地、それも要塞のような家がひしめく住宅地がメインだった。

それを大転換して足立区に向かったのだ。

 

 

 

足立区、いい。

 

特に尾久橋通り沿い*1、いい。

 

一気にハマってしまった。

 

なににこれほど魅かれるのかと思っていたが懐かしい感じがするのだ。

生まれ育った地方都市のちょっと郊外の住宅地感がするのだ。

 

 

おしゃべりに夢中過ぎてドブにはまったあの道を、
台所のぜんざい目当てで駆けて帰ったあの道を、
友達とバカ話して帰ったあの道を、
一人で海に向かって走ったあの道を、思い出すのだ。

 

例えば扇大橋駅前。
駅前なのにびっくりするほど何もない。車は多いのに道行く人もまばらで日常感がとてもよい。

 

例えば高野駅前。
駅前のパチンコ屋の煙草臭を含んだ独特の匂いが昔友達と遊んだゲーセンを思い出させる。

 

例えば地方都市の環状線感がある環七。

 

どこもとっても地味だけどとても味わいのある懐かしい感じがたまらない。

 

 

 

足立区というと悪いイメージが先行している。
確かに散歩していてもガラに問題がある人がやや多めかな、とは思う。

ただ、誰にもオススメはしないけど、こういう暖かみのある足立区の顔も知ってほしい。

*1:日暮里舎人ライナー沿いとも言う